去る11月18日(金)、ふくふくプラザにて市民福祉講演会「よく分かる 相続・遺言と成年後見制度」が開催されました。
 当日はあいにくの天気にもかかわらず、150名を超える方々に受講いただき、会場は満席となりました。講師には、岩城法律事務所の岩城和代弁護士を迎え、特に高齢者の方々に感心の高いテーマである相続や遺言について、そのしくみや制度の活用方法など事例を交えながら詳しくお話いただきました。

 相続というと、高い相続税や親族間の相続争いなど何となく大変そうなイメージがありますが、財産の額や納税の有無にかかわらずほとんどの人が、いつの時期か一度は直面する手続ではないかと思います。実際、財産や権利関係が絡むため、時に親族間で骨肉の争いに発展するケースも少なくないようです。
そうならないためにも、遺言書を作成して、事前にしっかり準備をしておきましょうということなんですが、いざ取りかかろうとしても何から始めていいか分からない・・・という方も多いのではないでしょうか?今回の研修では、その辺の基本的な知識について学びました。

 相続や遺言は、当事者にそれなりの判断能力がなければ手続きを行うことができません。では、すでに判断能力が低下している人はどうなるのでしょうか?そこで登場するのが「成年後見制度」です。
後見人は本人に代わって遺言を作成したり、本人の死後の財産を管理したりすることはできませんが、本人が受けるべき相続財産について遺産分割協議に参加したり、生前の財産管理を行ったりすることができるという点で、しっかり本人の権利を護りサポートする重要な役割を担っています。

 社協では、判断能力が低下した人(成年後見利用の一歩手前の人)を対象にした日常金銭管理や福祉サービスの利用援助等(日常生活自立支援事業)を行っていますが、今後は成年後見制度が必要な人に対するサポートも必要であると考えています。今回の講演会では、時間の都合上ちょっとだけしか触れられませんでしたが、後見制度については来年度改めて学習の機会を持ちたいと思いますので、興味のある方はぜひご参加ください。

 相続や遺言の悩みは、デリケートな問題だけに誰に相談してよいものか迷うこともあるかと思います。そんな時は、社会福祉協議会が実施している「心配ごと相談所」で、弁護士や行政書士が無料で相談に応じています(要予約)ので、ぜひご利用ください。

 担当:あんしん生活支援センター K
2011.11.29 Tue l あんしん生活支援センター l コメント (0) トラックバック (0) l top