10月17日(土)、秋晴れの空の下で行われた東区馬出にある博多女子高等学校の学園祭に行ってきました。

まず驚いたのが、地元商店の出店の多さでした。
各教室ごとに、お菓子やパン等といった食品から野菜、雑貨、衣料品にいたるまで、商店いちおしの商品が並べられていたのです。
その店舗数たるやなんと、29店舗!このような、地域の人と人をつなげる企画って、いいですね~♡
 
 さて、おどおど歩く男子生徒グループ(「ここは女子高、滅多に校内に入れないから緊張するよね」、との声)の横を通り過ぎ、本日の目的、インターアクトクラブの教室に向かいます。
インターアクトクラブとは、高校生の社会福祉・ボランティア系のクラブの名称で、今回の学園祭でクラブとして赤い羽根共同募金活動に協力したいとの申し出があっていたのでした。
 教室に入ると、バザーと、ピザ販売の元気な呼び込みの声が飛び込んできました。バザーでは共同募金グッズも販売されており、京都から遊びに来たという青年は、ソフトバンクホークスファンの友人のために、赤い羽根のついたソフトバンクホークスピンバッジを5個も購入されていました。

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赤い羽根ピンバッジ
バッジ代は500円のうち416円が募金となります。

そして、赤いテーブルクロスがかけられたテーブルには募金箱と赤い羽根が置かれていました。
 今回の文化祭に向けて、インターアクトクラブのメンバーは、集まった募金はどのように使われるのかを、共同募金会福岡市支会が作成した資料と動画※により、事前に学習したというからすごいです。

この動画は学園祭中も教室で上映され、来場いただいた市民の方や学生さんたちは、熱心にご覧になられていました。
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「へ~、そうなんだ~。」動画でわかる共同募金の使われ方。


 インターアクトクラブ顧問の赤瀬先生にお話しを伺いました。
「今回ご縁があり、赤い羽根募金の活動を学園祭で行わせていただきました。
生徒たちも昔から変わらない赤い羽根に子供時代を懐かしみながら、募金を呼びかけました!
共同募金の配分先の福祉施設の映像を通して、自分たちの募金活動がどういった形で活きるのかも理解できたようです。
私たちの活動が、少しでも社会貢献になっているのならとても嬉しい、と話しております。
生徒たちにとっても、私たち教員にとっても、大変良い機会になりました。
スタッフの皆さま、ご協力いただき本当にありがとうございました。」 
と言ってくださいました。
 地域の人と学校をつなぐ架け橋とも言える学園祭、これからもずっと続きますように(^O^)

インターアクトクラブのみなさん、共同募金へのご協力、本当にありがとうございました。
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博多女子高等学校インターアクトクラブの皆さん。


※動画:今年度、共同募金配分を受けて送迎用車両を購入された障がい福祉サービス事業所「Well」(城南区樋井川)の活動紹介と、車両を使う様子をまとめた動画。(平成27年6月、福岡県共同募金会福岡市支会作成)

(共同募金会:E)
2015.10.28 Wed l 共同募金会 l コメント (0) トラックバック (0) l top
大牟田市認知症ライフサポート研究会代表の大谷るみ子さんを講師に招いて、講演会を開催しました。

9月10日(木)に平成27年度第2回「市民福祉講演会」を開催しました。
テーマとして、今大きな地域課題になっている、「高齢者の認知症」問題を取り上げました。
講師には、大牟田市認知症ライフサポート研究会代表の大谷るみ子さんをお招きしました。
大牟田市では、徘徊する高齢者に扮した「徘徊役」の住民を、SOSネットワークに加盟している警察や公共交通機関、市民などで情報を共有し、地域ぐるみで探し出す「徘徊模擬訓練」が全国的に有名です。
大谷さんは、この「認知症の徘徊対策」をはじめ、高齢者の地域での生活を支えるまちづくりに、行政と一体となって取り組んでおられます。
当日は、会場のふくふくホールが満員となる大盛況で、認知症の問題に対する関心の高さが伺えました。
講演では、まず「認知症とはどんな病気?」「認知症のもの忘れの特徴・あなたのもの忘れは大丈夫?」といった身近な話から始まり、大谷さんがこれまで大牟田市で実践してこられた事例を紹介していただきながら、「認知症にやさしいまちをつくる」取り組みについてお話していただきました。

  おおたにるみこさん

おおたにるみこさん講演会
   講演の模様


大牟田市はこれまで「安心して徘徊できる町」とうたって徘徊模擬訓練を続けてきましたが、今回の大谷さんの講演の中で、「今後『徘徊』という言葉は使いません。『認知症SOSネットワーク模擬訓練』に訓練の名称を変更します。」というセンセーショナルな言葉が飛び出し、びっくりしました。
 しかし、その理由は、「認知症の人は目的無く歩き回るわけではなく、その人なりに歩く理由があり、『認知症の人の心に寄り添うことが大切』として変更を決めた」とのことで、すでに全国的に有名になっている名称さえ変えていくという常に前向きな姿勢に感心しながら、2時間近いお話に、最後まで引きつけられました。

講演会終了後には、講師の大谷さんと福岡市南区弥永校区の地域活動者との懇談会を開催しました。

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 弥永校区は、昨年12月より南区役所の「お・も・い・や・りネットワーク事業」の指定校区として、「認知症の高齢者やその家族も安心して暮らせる校区」を目指し、区役所や社会福祉協議会の職員と協力しながら、地域でできる検討や取り組みを進めています。

【参考】弥永校区の今年度からの新たな取り組み
①地域カフェ「ほほえみカフェ」
(地域の商店のスペース等で開催。介護事業所も協力。認知症高齢者等も参加。)
②校区内で認知症高齢者等の徘徊が発生した場合に、公民館から住民へ情報を発信し、
校区で協力して捜索することで早期発見できるような体制づくり
 ③小学校、中学校での認知症サポーター養成講座

 弥永校区が大牟田市を参考にしながら取り組みを進めていることもあり、今回の講演会の終了後に、大谷さんと意見交換の場を設けていただくことになりました。懇談会には、弥永校区社協の会長や役員をはじめ、自治協議会や民生委員などの代表者も参加しました。

 大谷さんからは、大牟田市の中で特に先駆的に取り組んだ「はやめ南校区」の活動の経緯など、地域の活動者にとって身近で具体的な話があり、講演会よりも更に踏み込んだ様々な話を聞くことができました。その中で、弥永校区のみなさんからも、現在の校区での取り組みや、その中での悩みや課題等についての話が挙がりました。
「一つの特効薬や解決策というものはない。地道に続けることが一番大切」「福祉の専門職などの力もどんどん活用しながらやっていくとよい」「大牟田も10年かけて積み重ねることで少しずつ変わってきた」などなど…大谷さんからたくさんの経験談やアドバイスをいただき、約1時間半の懇談会は終了しました。



弥永校区の活動者のみなさんも、大谷さんの言葉に勇気づけられ、さらに今後の活動への意欲が高まった様子でした。

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みんなで記念撮影



    
最後に

大牟田市が、認知症問題に取り組むようになったきっかけは、今から12年前、認知症の高齢男性が行方不明になり、数日後、自宅近くの山林で遺体となって見つかったことでした。
この様な悲しい出来事が、福岡市で起こらないように、今回の講演会を契機として、認知症のお年寄りを地域ぐるみで守る取り組みが福岡市でも進んでいくようになれば幸いです。

(図書・研修係:O CSW:K)
2015.10.21 Wed l 図書研修室&地域福祉課 l コメント (0) トラックバック (0) l top