ちょうど1年前、お休みをいただき、新婚旅行でアメリカへ行ったときのこと。ニューヨークの街を散策する中で、公営団地が立ち並ぶエリアがありました。
ニューヨークの公営団地はかなり高層型の建物で、現地の人によると、高齢者や低所得者が多く住んでいるとの話でした。

 NY景色

 仕事柄でしょうか。この団地を見て、最初に思ったことは、「この中で孤立死は起きていないだろうか」という素直な疑問でした。

 気になったので日本に帰って色々と調べてみると、ニューヨークは高齢化率こそ高くないものの、単身世帯が50%以上と非常に多い都市とのこと。日本では「単身世帯」は、人と関わる機会が少なくなり孤立死発生のリスクが高まる一つの条件とも言われます。
 しかし、アメリカの社会学者によると、ニューヨークでは孤立している人が少なく、「孤立死」は社会問題になっていないそうです。
 その理由は、「ニューヨークでは人と人との社会的相互作用が特に盛んであり、独居者の多くが積極的に人間関係をつくり、友人や知人などとコミュニケーションを取って日々を過ごしているから」とのこと。
 
 日本とは国民性も文化も違うから…と一言で片づけてしまえばそうかもしれませんが、これは「孤立」や「孤立死」を解決に導く一つのヒントなのかもしれません。
 ちなみに、ニューヨーク州はアメリカ50州の中で自殺率が3番目に低いというデータがあります。これも、人とのつながりを持っていることで、一人で悩みや苦しみを抱え込んでしまうことが少ないから、と考えられるのではないでしょうか。

 福岡市内では、地域の中での人と人とのつながりをつくり「孤立」を防ぐため、各小学校区単位でボランティアによる見守り活動や住民同士のふれあい事業が行われています。
 私たち社会福祉協議会では、そういった地域の活動や活動者の支援を行っています。活動に関心のある方は、是非社会福祉協議会へご連絡ください。

(地域福祉ソーシャルワーカーの活動の一例を掲載していますので、ふくしのまち福岡No.107記事(←クリックしてください)も是非見てみてください。)

 同じ地域の住民同士がお互いに声をかけあうことで、見守りやふれあいの「輪」は広がっていきます。みなさんも、まずはご近所の方同士であいさつすることから始めてみませんか?


 担当:地域福祉課地域支援係 K
2013.06.13 Thu l 地域福祉課 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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