全盲や弱視の方へ文字情報を届けるボランティア活動としては、点訳や音声訳、拡大写本などがあります。
それぞれに特徴があり、ユーザーは状態や用途に合わせてそれらの方法を使い分けています。
どの分野においてもボランティアの方々は熱心に活動に取り組まれていますが、日々膨大な数の文字情報が生み出される中、特定のユーザーだけが必要としているような専門書などはなかなか取り組まれていないのが実情です。
しかし、ユーザーには少数であっても専門書などの情報が必要な人もいます。

そこで最近注目されているのが“テキスト化”です。
ここでいう“テキスト”とはパソコン用語の「テキストファイル」のことです。

テキスト化ではボランティアが文字や図形等をテキストファイルに加工し、依頼者はそれをパソコンの音声読み上げソフトなどを使って聞きます。この方法のいいところは基本的に通常のパソコンで文字を打つことでファイルを作成するため、ボランティアに求められる専門的な技術が他の活動に比べると少なということ、さらに、多くの人で分担して取り組めば、迅速に作業をすることができることです。

しかし、この取り組みはまだ全国的にみても始まったばかりで、福岡市では専門的に取り組むボランティアグループも存在しません。
そこで、このテキスト化に取り組むボランティアグループの結成を目指した講座の開催を予定しています。
パソコンを使った活動というと、難しいのでは?と思われるかもしれませんが、簡単な操作ができて、ボランティアをやってみようという気持ちがあればきっと大丈夫です。

興味のある方はぜひボランティアセンターにご連絡ください。

(ボランティアセンター Y)

テキスト化作業のおおまかな流れ
① ユーザーからテキスト化の依頼受ける。てきすと1

② 本の裁断とスキャナーによるPDF化
③ OCRソフトで粗テキストを作る。     てきすと2

  OCRソフトとはPDFファイルをテキスト化するためのソフトです。
④ 粗テキストをいくつかに分断して編集のボランティアに配布する。てきすと3


    USBにデータを入れて手渡し、またはメールにファイルを添付して送付するなどの方法があります。
てきすと4
⑤ 編集ボランティアが自宅等で編集作業を行う。
    編集とは文字間違いの訂正やルビを付けたり、ページ番号を入れたりして形を整えることです。
⑥ 編集されたものをひとつのテキストファイルにまとめる。てきすと5

⑦ 依頼者に届ける。てきすと6



※点訳・音訳・拡大・テキスト化の比較(一例)
          主なユーザー             特徴

点訳      先天性の視覚障がい者           持続的な文字認識が可能である。
                                  習得が困難。点訳された完成物がかさばる。


音訳      盲ろう者以外のすべての
         視覚障がい者。               聞きやすい。
                                 専門書・全集などは少ない。
                                 読みての能力差が最も出やすい。

拡大       弱視の人                   拡大された完成物がかさばる。

テキスト化 パソコンを利用できる人
          学生など                  機械音による読み上げに慣れていない人には聞きづらい。


2014.09.16 Tue l ボランティアセンター l コメント (0) トラックバック (0) l top

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