8月20日(木)に『第2回福岡市地域包括ケア推進フォーラム』が開催され、参加しました。
 第1部の基調講演では、東京都立川市のNPO法人「高齢社会の食と職を考えるチャンプルーの会」の取り組みについてお話を聞きました。
高齢になっても住み慣れた地域で安心して暮らすために、人のつながりが生まれる仕掛けとして始めたレストランや配食事業、いろんな人が集うフリースペース事業など、住民の要望から生まれた様々な取り組みを教えていただきました。
 印象深かったのは、「どんなに忙しくてもやっていることを見直す(検証する)ことが大事。仕事は増えるが定期的に取り組みを記録として残し(記録集を発行)、それによりミッションの共有、新たな担い手の育成にも役立てている」という言葉でした。
 私たちも日々の仕事に追われがちですが、「見直す」ことがないと良い仕事ができない、住民に必要とされる社協としての役割を果たせないのだと、改めて考えさせられました。

 第2部ではNPO法人ドネルモから全国の先進事例の紹介がありました。その中で、福岡市内の先進事例として、東区の城浜校区の取り組みについて発表がありました。
城浜校区社協の平川正之会長からは様々な社会資源を巻き込んで地域ぐるみで取り組む見守り活動についての話を、城浜団地7区町内会の井上裕美子会長からは町内で取り組む生活支援活動についての話を発表され、会場にいる方々は身近な市内の取り組みに、熱心に聞き入っておられました。

ぶろぐ


城浜校区は平成23~25年度に福岡市委託事業「地域福祉ソーシャルワーカー・モデル事業」のモデル校区で、当時、私が校区を担当させていただいたのですが、活動者の方々に久々にお会いできるのも嬉しく、またモデル事業終了後も「見直し」を繰り返しながらバージョンアップした活動が続けられていることに、感銘を受けました。
 なお、城浜校区社協の見守り活動は、平成27年3月20日に「平成26年度福岡県ひとり暮らし高齢者等見守り活動に関する県知事表彰」を受賞されています。

 (地域福祉課:M)
2015.08.26 Wed l 地域福祉課 l コメント (0) トラックバック (0) l top
すまいさぽーと burogusaizu


病院に入院する時、施設に入所する時、アパートを借りる時、あらゆる場面で求められるのが「保証人」です。
今、日本で「保証人難民」とも言われる、保証人を確保できない人が増えてきています。
それは、子どもの数の減少や親族関係の希薄化などにより、益々加速していくと考えられています。

 そもそも、アパートを借りる際に保証人を必須とするのは、日本独特の慣習のようです。
しかし、社会が変化したからといって、商慣習は一朝一夕に変わるものではありません。
そのため、この問題に一石を投じるべく始めたのが「住まいサポートふくおか」事業(福岡市委託)。
福岡市社協をコーディネーターとして、高齢者の入居に協力する不動産会社である「協力店」や、入居支援を行う「支援団体」と共に、高齢者の民間賃貸住宅への円滑入居及び入居後の生活支援を行います。平成26年10月の事業開始以降、不動産会社16社に協力店登録をしていただき、相談をお受けした高齢者のうち24名の賃貸借契約締結が実現しています。

 そして、7月8日(水)に初の試みである「住まいサポートふくおか プラットフォーム連絡会議」を開催しました。
プラットフォームとは、見守りや死後事務、緊急時対応など様々な支援を行う支援団体の集合体であり、保証人に求められる役割をプラットフォームが補完します。参加された方々からは、積極的なご意見を多数頂くことができました。
1団体だけでは解決できない課題でも、「知恵」「人脈」「ノウハウ」などを皆で出し合い、共働することによって、生み出せるものがあると改めて感じました。
頂戴したご意見を参考に、より実効性の高い事業に改善させていき、住まいの課題解決を図っていきたいと思います。

すまい・ブログ


(地域福祉課:K)
2015.07.13 Mon l 地域福祉課 l コメント (0) トラックバック (0) l top


去る1月27日に、福岡市内で活動されている生活支援ボランティアグループの方を対象に講演会と意見交換会を行いました。
生活支援ボランティア活動とは、日常の“ちょっとした困りごと”のお手伝いを、“できるときに、できることを、できる人が”行う、身近な地域ボランティアによる支援活動です。活動内容は、グループによって異なりますが、ゴミ出し、電球交換、外出支援などがあります。
前半の講演会は、住民流福祉総合研究所所長の木原孝久先生をお招きし、『自助教育とは』をテーマに講演をしていただきました。
講演を通して、助け合い活動を推進していくためには、いかに自助教育や「助けられ上手」になることが大切かということを感じました。
また、『おつき合いの流儀確認テスト』なども行われ、参加者の皆様は刺激を受けておられました。
後半の意見交換会では、まず実施団体から立ち上げまでの流れや活動内容などの報告を行っていただきました。活動をまだ実施していない団体からも参加があり、熱心に聞き入っておられました。
その後、各グループに分かれての意見交換を行いました。実施団体同士では、生活支援ボランティア活動を行っていくうえでの困りごとを共有し、解決策を一緒に考えるなど有意義な時間になりました。
また、未実施団体から実施団体に対しては、「どのようなニーズが多くあるのか」「どのような人が担っているのか」など様々な質問があがり、実施団体から丁寧にアドバイスされている様子が見られました。
私自身、入社して3カ月が経とうとしていますが、実際に地域で活動されている方々のご意見は、とても勉強になるお話ばかりでした。今後も地域の現場で活躍されている皆様と一緒に福祉のまちづくりについて考えていきたいと思っています。
担当 地域福祉係T
2015.02.13 Fri l 地域福祉課 l コメント (0) トラックバック (0) l top


去る6月14日(土)15日(日)に島根県松江市で開催された、日本地域福祉学会に参加しました。
今回の島根大会では、「縁結び」と「ひと、こころ、しごと、まちづくり」をテーマに、基調講演やシンポジウムが行われました。島根県の特性として、高齢化及び人口減少といった生活・福祉課題が全国と比較しても早い時期に発現したという点があげられ、決して多いとは言えない資源を掘り起し活用した取組みなどが発表されました。このような視点は、福岡市のような都市部においても、大変参考になる内容でした。
また、学会の醍醐味は、地域福祉の実践者・研究者による自由研究発表です。私を含め参加した職員4名は、各分科会に分かれ、研究発表を聞きました。
発表者は、大学の先生、大学院生が中心でしたが、社会福祉協議会職員も多く含まれていました。大学関係者と社協職員との共同研究なども併せると、多数の社協が自由研究発表に関わっていました。
住民の方々が行っているすばらしい実践を他に広げていくことは、私たち社協の役割でもあります。福岡市の実践を通して見えてきた地域福祉活動の効果や課題などを、大学等の研究機関と連携・協力して、分析・検証していくことの必要性を強く感じました。
ちいき6がつ1
ちいき6月3


担当 地域福祉課:K

2014.06.25 Wed l 地域福祉課 l コメント (0) トラックバック (0) l top
 地域福祉ソーシャルワーカーである私が、担当している、ある校区の見守り活動でのこと。

 見守りの対象者となっているAさんが絵手紙を描くことが、とても得意ということがわかり、ボランティア4人と一緒にAさんのお宅におじゃまして、Aさんに教わる月1回の“絵手紙の会”が始まりました。

 絵手紙とは、はがきに絵を描き、文字を書いて贈る手紙です。絵手紙のモットーは「ヘタでいい、ヘタがいい」。絵の技術ではなく、「心を込めて描く」ことが大事な、「心の贈り物」です。
私も一緒に挑戦してみましたが…ひどすぎるので、代わりにAさんの描かれた絵手紙をご紹介します。
 絵手紙

 実は、この絵手紙にもちょっとしたエピソードが。

 Aさんが風邪をひいて、絵手紙の会が中止になった時、ボランティアの1人、Bさんがお見舞いにロールサンドとフルーツをAさんに差し入れしました。
そのお礼にと、Bさんへ後日渡されたのが、「ごちそうさま」「ありがとう」というAさんの気持ちがこもったこの絵手紙。まさに“心の贈り物”のやりとりだと思います。
 
 見守り活動は、対象者の方をボランティアが見守る、という一方的な関係ではなく、対象者の方からもボランティアへ「心の贈り物」を渡す、という“お互いさま”の関係になりえるのだと、“絵手紙の会”を通じて改めて感じています。

  担当:地域福祉課 Y

2014.02.04 Tue l 地域福祉課 l コメント (0) トラックバック (0) l top