日常自立支援事業は、判断能力が不十分な高齢者や障がい者に対し、福祉サービスの利用援助や日常的な金銭管理を行うことで、地域で安心して生活ができるよう支援する事業です。

 具体的には、利用者の方の通帳・印鑑・大切な書類等をお預かりして、生活費のお届けや公共料金の支払い、役所の手続きなどをお手伝いしています。
 この金銭管理を行っているのが、私たち「専門員」と「生活支援員」です。
 生活支援員は、いつも各区社協で活動しており、なかなか他の区社協で活動する生活支援員とは話をする機会がありません。そのため、お互いの情報交換や福祉サービスの勉強会を兼ねて、2ヶ月に一度情報交換会を行っています。
        
            支援員研修会1

 11月13日の情報交換会では、「年金」をテーマとして、花田社会保険労務士事務所の花田光生氏を講師にお招きし、ご講義いただきました。
 「年金制度全般の概要」「年金の種類」「年金の手続き」など、わかりにくい「年金」の話を、事例を交えてとてもわかりやすく説明していただきました。

 年金の「保険料の納付要件」「カラ期間」「年金免除・猶予期間」など、もらえるはずの年金が、減額になったり、もらえないままになったりすることや、免除の対象でも手続きをしなければ継続して支払い義務が発生することを知りました。

 今回学んだことを、今後、利用者の方の生活がより充実したものになるよう役立てて行きたいと思います。
花田先生からは、「何かわからないことがあったら、いつでも相談してください」と、温かなお言葉を頂きました。
 お忙しいところご講義いただきました花田先生、どうもありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いします。

              支援員研修会2


担当:あんしん生活支援センター N
2012.11.21 Wed l あんしん生活支援センター l コメント (0) トラックバック (0) l top
 10月11日(木)から「福岡市市民後見人養成研修」がスタートしました。
 市民後見人は、従来からの成年後見制度の担い手である親族や専門職(弁護士、社会福祉士など)とは異なる、市民目線でのきめ細かい支援が期待できる点が特徴で、地域福祉活動の担い手としても今後の活躍が期待されています。

 今回の研修は、定員50名のところに、なんと168名もの応募があり、抽選で受講者を決定しました。
 これから約5か月間にわたって全13日間の研修を行い、研修終了後は、福岡市社協が実施する法人後見事業の履行補助者として、実際の後見実務に携わっていただく予定です。

 初日は、開講式に引き続き、「①成年後見制度と地域福祉」(講師:大学教授)、「②成年後見制度の概要」(講師:弁護士)というテーマで講義を行いました。
 どちらの講師も、市民後見人に期待する役割として強調されていたのが、「市民後見人は、被後見人の財産管理や身上監護といった権利擁護の担い手であると同時に、地域福祉の担い手でもあり、被後見人に対する個別の支援を通して、地域課題を解決していく一つの柱となり得る存在だ」ということです。
 日常的な見守り活動や、そこから得られた情報をもとに展開される個別支援、さらには他の地域住民や関係機関と連携しながら、地域福祉の推進役として活躍することが期待されています。
市民後見人に必要なものは、後見人としての知識や技術だけではなく、何よりも「地域のために役に立ちたい」という社会貢献意欲なのではないかなと思います。

 50名の受講生は、この熱い志をエネルギーにして、これから養成研修に臨まれることと思います。
 スタッフも皆さんをサポートしながら一緒に頑張っていきますので、よろしくお願いします!

                 後見

担当:あんしん生活支援センター K
2012.10.19 Fri l あんしん生活支援センター l コメント (0) トラックバック (0) l top
サミュエル・ウルマンという詩人をご存じでしょうか。
『青春』という詩の中で、彼はこう言います。(一部抜粋)


“・・・優れた想像力、たくましき意志、炎ゆる情熱、怯懦(きょうだ)を却ける勇猛心、安易を振り捨てる冒険心、こういう様相を青春というのだ。

歳を重ねただけでは人は老いない。理想を失う時に初めて老いが来る。
歳月は皮膚のしわを増やすが、情熱を失う時に精神はしぼむ。

・・・曰く、驚異への愛慕心、空にきらめく星辰、その輝きにも似たる事物や思想に対する欽仰、ことに処する剛毅な挑戦、小児の如く求めてやまぬ探究心、人生への歓喜と興味。

・・・人は信念と共に若く、疑念と共に老ゆる、
   人は自信と共に若く、恐怖と共に老ゆる
   希望ある限り若く、失望と共に老い朽ちる。・・・     


哲学のない生き方は、傍目にも空疎に映りますね。
半世紀以上を生きてきた人間として、青春を追い求め、思慮深く奥行きのある人生を謳歌したいと思います。
矜持を保ち、その後ろ姿を若者に見せることが、大人の仕事なのでしょう。

翻って、組織はどうでしょう。
私たちの組織に、
信念はあるか、
想像力はあるか、
安易を振り捨てる冒険心はあるか、
ことに処する剛毅な挑戦はあるか、
求めてやまぬ探究心はあるか、
他者や自身の人生への歓喜と興味はあるか、
いまいちど、考えてみたいと思います。

老い朽ち果てた組織とならないために。


担当:あんしん生活支援センター Y
2012.01.23 Mon l あんしん生活支援センター l コメント (0) トラックバック (0) l top
 去る11月18日(金)、ふくふくプラザにて市民福祉講演会「よく分かる 相続・遺言と成年後見制度」が開催されました。
 当日はあいにくの天気にもかかわらず、150名を超える方々に受講いただき、会場は満席となりました。講師には、岩城法律事務所の岩城和代弁護士を迎え、特に高齢者の方々に感心の高いテーマである相続や遺言について、そのしくみや制度の活用方法など事例を交えながら詳しくお話いただきました。

 相続というと、高い相続税や親族間の相続争いなど何となく大変そうなイメージがありますが、財産の額や納税の有無にかかわらずほとんどの人が、いつの時期か一度は直面する手続ではないかと思います。実際、財産や権利関係が絡むため、時に親族間で骨肉の争いに発展するケースも少なくないようです。
そうならないためにも、遺言書を作成して、事前にしっかり準備をしておきましょうということなんですが、いざ取りかかろうとしても何から始めていいか分からない・・・という方も多いのではないでしょうか?今回の研修では、その辺の基本的な知識について学びました。

 相続や遺言は、当事者にそれなりの判断能力がなければ手続きを行うことができません。では、すでに判断能力が低下している人はどうなるのでしょうか?そこで登場するのが「成年後見制度」です。
後見人は本人に代わって遺言を作成したり、本人の死後の財産を管理したりすることはできませんが、本人が受けるべき相続財産について遺産分割協議に参加したり、生前の財産管理を行ったりすることができるという点で、しっかり本人の権利を護りサポートする重要な役割を担っています。

 社協では、判断能力が低下した人(成年後見利用の一歩手前の人)を対象にした日常金銭管理や福祉サービスの利用援助等(日常生活自立支援事業)を行っていますが、今後は成年後見制度が必要な人に対するサポートも必要であると考えています。今回の講演会では、時間の都合上ちょっとだけしか触れられませんでしたが、後見制度については来年度改めて学習の機会を持ちたいと思いますので、興味のある方はぜひご参加ください。

 相続や遺言の悩みは、デリケートな問題だけに誰に相談してよいものか迷うこともあるかと思います。そんな時は、社会福祉協議会が実施している「心配ごと相談所」で、弁護士や行政書士が無料で相談に応じています(要予約)ので、ぜひご利用ください。

 担当:あんしん生活支援センター K
2011.11.29 Tue l あんしん生活支援センター l コメント (0) トラックバック (0) l top
 私が所属している「あんしん生活支援センター」では、判断能力が低下している方との契約による、日常金銭管理や福祉サービスの利用援助(日常生活自立支援事業)を実施しています。契約者数も年々増加し、6月末現在で303人の方が利用されています。 
 さらに今年度からは、新しい事業として「高齢者住宅相談」と「ずーっとあんしん安らか事業」という2つの事業を始めました。
 事業の詳細は、リンクをクリックしてご覧ください。

 今回は私が担当している業務について書きます。
 みなさんは『成年後見制度』ってご存じですか?最近、福祉の分野では結構耳にする言葉だと思いますが、簡単に言うと、判断能力が不十分な高齢者や障がい者等に代わって、いろいろな手続きを行ったり、契約を取り消したりできる人(=後見人)を家庭裁判所が選ぶ制度です。
 まだまだオレオレ詐欺的な犯罪も横行していますし、福祉サービスを利用するにもまず契約が必要な時代。そんな時に成年後見人は本人の強い味方になってくれます。

 いま私は、「この成年後見制度の利用支援に今後社協としてどう取り組んでいくかを考える担当」をしています。
 福岡市社協では、これまでも「心配ごと相談所」や「日常生活自立支援事業」で成年後見制度についての相談を受けてきましたが、今後増加が見込まれる成年後見制度のニーズに応えるためには、さらなる相談体制の強化と支援のための仕組みづくりが必要であると感じています。
 また、最近新たな後見の担い手として注目されている「市民参加型の後見人」についてもその養成や活用について検討を進めています。
 全国的には、先進的な取組をしている自治体や社協等の団体がありますので、それらも参考にしながら、福岡市の実態に相応しい仕組みをつくり上げていきたいと思います。


 担当:あんしん生活支援センターK
2011.07.21 Thu l あんしん生活支援センター l コメント (0) トラックバック (0) l top